CASE
東ソー物流グループ コーウン・マリン株式会社
内航海運向け船員勤怠管理Crewlog
九州を代表する金融グループの子会社である安心感が導入の決め手になりました 」
大手化学メーカーの運送・倉庫業を一括に担っている東ソー物流(資本金12億円・連結社員約1600名)が100%出資するコーウン・マリン株式会社は、九州デジタルソリューションズが開発・提供する内航海運事業者向けの船員勤怠管理サービス「Crewlog」を導入しました。導入の背景や決め手、今後の展望について話を聞きました。 |
導入の背景
法改正を機にシステム導入を検討。船員のデジタル化への抵抗感やシステム運用の疑問を時間をかけて解消。
労務管理のデジタル化を検討した大きなきっかけは、2022年4月の船員法改正。それまで紙ベースで管理していましたが、法改正を機にシステム導入の検討を始めました。まずは、国土交通省が推奨するエクセル(マクロ)での運用を開始し、いくつかのベンダーが提供しているサービスを検討。船員のなかにはPC操作が苦手な方や、デジタル化への抵抗感を持つ方がいることもあり、習熟には時間をかけて段階的に操作に慣れてもらう必要がありました。 そして、数あるサービスの中から九州デジタルソリューションズの「Crewlog」を選び、ドック入渠時の機会を利用し、無料トライアルを実施。実際に船員がシステムに触れることで運用面や利用方法等の相談をしました。トライアルを通して、現場のデジタル化への移行と同時に、本サービスを利用した場合の実際の運用イメージや疑問点について時間をかけて解消でき、導入へ踏み切りました。
導入の決め手
顧客の声に耳を傾けるきめ細やかな対応と金融グループの子会社という安心感導入の決め手は、九州デジタルソリューションズの事業の継続性と会社の安定性です。船員法改正以来、多くのベンダーが同様のシステムをリリースしていました。中には完成度が高く操作性の高いアプリもありましたが、長期的なシステム運用を考えた場合、新興サービスにはメンテナンスやアップデートなどのアフターフォローに不安がありました。デジタル化に抵抗のある船員に対し、システム変更の度に一から習熟させるのは大きな苦痛であり、リスクであると考えたからです。
その点、九州デジタルソリューションズの「Crewlog」は2015年にリリース。システム発売から確固たる運用実績がありました。また、現場乗組員からの声に耳を傾け、バージョンアップやメンテナンスなどによる改善を都度図っていることもあり、先を見据えれば、どんなに魅力的なシステムやアプリよりもお客さまの声に耳を傾けるきめ細やかな対応と九州を代表する金融グループの子会社であるという安心感・安定性が重要であると考え、導入に至りました。
今後の展望
「Crewlog」は、働き方改革への対応や業務の効率化だけではなく、船員が働きやすい環境づくりが実現できる
「業務のデジタル化」というと、ハードルが高く、難しく感じてしまいがちですが、海運業界でのデジタル化は非常にメリットが大きいと考えます。海運業界において、船員の人材不足・高齢化・陸上と異なった特殊な就労体系等による定着率の低下は大きな課題となっています。 これまで紙ベースで行っていた業務・管理をデジタル化することで、「①従業員の作業負担軽減、②労働時間の上限超過の事前予測(長時間労働の防止)、③船員の健康管理(就労状況の見える化)、④運航スケジュールの効率化による生産性向上・時間の有効活用」など、多くのことが改善されると考えております。これまで当社は、船員の安全・労働環境改善に向けて様々な取り組みを積極的に行ってまいりました。今回「Crewlog」を導入したことで、より一層、従業員一人ひとりが安心して働きやすい環境づくりができると期待しています。
Crewlogは九州デジタルソリューションズ㈱の登録商標です(商標登録 第6687970号)
※本内容は2023年4月時点のものです
お客さまプロフィール
社名 | コーウン・マリン株式会社 | |
業種 | 海上運送業 | |
所在地 | 山口県周南市野村1丁目23番15号 | |
電話番号 | 0834-63-0429 (代表) | |
URL | https://www.tosoh-logi.co.jp/recruit/requirement-associate/#marine |